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ジャンルの境界線上にいるアーティスト ~ポール・キャラック~
ポール・キャラックのコンサートにマンチェスターに行ってきました。
彼はジェネシスのメンバー、マイク・ラザフォードのユニットであるマイク&ザ・メカニックスのヴォーカル担当のひとり。
...と、ここまで読んでもうついていけないと思うかもしれませんね。
もうちょっとの辛抱です。
ソロ活動も長いのでコンサート前の『予習』はとりあえず、ソロアルバム2枚とマイク&ザ・メカニックスのアルバムを1枚。
ジャンルの境界線上にいるアーティスト ~ポール・キャラック~_a0005086_102510.jpg←携帯で撮ったのでこういうところは上手くでませんね。それでもこのくらい前の席だった、というのが分かれば...

観客の平均年齢、50.2歳(ぱっと見た感じが、そのくらい)
高いです。うちの叔母くらいの歳のカップルがたくさん。
子供は2人しか見なかった程、アダルトなアーティストなんですよ。
それに、一人で観に行く人も私くらい。
(ほっといて下さい)

トレードマークの帽子をかぶって登場
1部は、Unplugged風にアコースティックで進行。
マイク&ザ・メカニックスの新作からも数曲演奏したのだけど、アルバムよりもかなりR&B色濃くアレンジしてあり、更に『大人』の雰囲気に。
彼の声とマッチするので、いいんだけれど、やっぱりちょっとはポップなものも聴きたいな...

と思ったら、休憩をはさんで2部はSing-a-long大会
ソロアルバムからは、Eye Of Blue, How Long
マイク&ザ・メカニックスからは、The Living Years, A Begger On a Beach of Gold,
Silent Running, Another Cup of Coffee, Over My Shoulder
そして、スクイーズからは、Tempted, All Around the World
おなじみの曲がたくさん。おいしい...

実はスクイーズは知っていたんです。70年代の終わりから80年代の頭に人気があったグループで当時は「パンクロック」とか「テクノポップ」、「ブリティッシュ・ロック」なんてジャンルに入っていたりもしたみたい。
でも、あの曲と、グループと、人が一致していなかった...不覚。
マイク&ザ・メカニックスは、マイク・ラザフォード(というよりジェネシス)の影響でプログレっぽい曲もあるけれど、基本は「ロック/ポップス」。
で、彼のソロアルバムは探そうとすると、昔は「AOR」、今なら「R&B」だったりその他だったり。

よく、ソウルとかR&Bとかロック、ポップなんていうけれど、その境界線ってどこで引くのか難しいですよね。
彼は、その一人。境界線の上にいるっていう感じかな。でも、どっちつかずの器用貧乏ではなくて変化自在のいぶし銀のようなパフォーマー。

ところで、マイク&ザ・メカニックスのもう一人のヴォーカルのポール・ヤングは、お亡くなりになっているんですね。 tanoux さんのコメントでつい最近知りました。
彼の息子さんが観客席にいましたよ。

帰りの車中はカラオケボックス状態でした。

*タイトル同様中味もかっこよく書きたかったのですが、私には無理です*
by lisalisa9 | 2004-10-25 10:09 | 観たり聴いたり
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