言うこととやる事は別-Live 8に批判集中
来月2日に行なわれるLive 8に対し、人権擁護団体やミュージシャンから批判が相次いでいる。

キャンペーングループ、ブラック・インフォメーション・リンクは、最初に発表されたロンドンの出場者は『そっとするほど真っ白』と表現。
22アーティスト中、唯一マライヤ・キャリーがエスニックだという。

R&Bのミズ・ダイナマイト、スヌープ・ドッグ、ユッスー・ンドァは、黒人権利団体から批判が出た後にLive 8側が『付け足した』アーティストであり、ユッスー・ンドァが、5会場でパフォーマンスするアーティストでは唯一アフリカ出身だ。

ブラーのフロントマンであるデイモン・オルバーンは、「Live 8コンサートは、アフリカは失墜している、不幸な場所であるという概念を長引かせてしまう」と懸念。同様にロンドンで行なわれるコンサートに出演する黒人アーティストの割合が、イギリスに在住する人の人種の割合と比べてもあまりにも少ないと指摘した。
Live 8側は、今回のオルバーンの発言に対して、「事実をちゃんと見て欲しい。(黒人アーティストは)ちゃんと入っています。多数アプローチしたが断られたので黒人の割合が少ないのです。ボブ(ゲルドフ)は、今回のコンサートは有名人をできる限り多く使うことで観客動員数を多くし、募金を少しでも多く集めるという考えです。」と反発。
事実上、このコンサートはあくまでも募金集めのためであり、アフリカのミュージシャン等、人種問題などは反映していないコンサートであることを認めた形となった。

黒人ミュージシャン、パトリック・アウグスツスは「これは、偉大な白人が救いにやってくることで、(長年戦ってきた)肝心の運動家は話題にものぼらなくなってしまう。」と批判。
ニューネイション紙の芸能編集者は「20年前のコンサートでは、メジャーな黒人アーティストもバッキング・シンガーにまわらされましたが、今回も同様の問題が起こっています。」と語る。
セネガル出身のバーバ・マールは、インディペンデント紙で、「アフリカ人アーティストとして、私たち(アフリカ出身アーティスト)が多く参加しないことで、(Live 8の態度が)とても恩着せがましいように感じます。もし、アフリカ出身のアーティストが(Live 8で演奏する)チャンスを与えられなかったら、どうやってアフリカの人々にメッセージを返しレコードを売ることができるのでしょうか。」と批判。

メール・オン・サンデー(デイリーメール紙の日曜版)のピーター・ヒッチェンスは、
「再度、飢えて恐怖に陥れられているアフリカの子供たちは、自分たちは置いておいて他人を助ける努力をするだろう-彼らは再びTVの前で禿げて落ちぶれたにもかかわらず、未だに大衆を前に演奏することを夢見るロックスターを助けるんだ。(本当に利益を受けるのは、アフリカの子供ではなくて落ちぶれたスターたち、ということ)」と厳しい一言。

学校関係者は、ゲルドフが「学校を1週間休んでマーチに参加しよう」と発言したことに関して不満を表明。
警察は、G8開催中に45万3千人の人口に100万人押し寄せるのは、警備上、安全上で問題があると発言。
ゲルドフは、「エディンバラは洗練された街だから、このくらいの人数が押し寄せても誘導できるはずだ。」と反発。

ロンドン、ハイドパークで行なわれるコンサートは携帯会社の圧力があったとかで、今回の方法が取られたが、応募資格は16歳以上としながらも、実際には16未満でも応募できることが指摘されている。同様に、海外からのチケット入手方法についてはまだ発表されていない。
国内での応募は、今晩深夜0時まで。

先出のオルバーンは、ブラーとしても、ゴリラズとしても参加のアプローチがなかったと言う。

Live 8 logic attracts criticism
Albarn criticises Live 8 concerts


こういうのを読むと、かなり醒めます。(褪めるでもありますね)
今回のライブ8で一番恩恵を受けるのは誰か考えたら、ちょっとぞっとしますが、言うこととすることは別ですから、TV中継はしっかり楽しみますよ。
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by lisalisa9 | 2005-06-12 22:34 | +バンドエイド&ライブエイド
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