道案内フリーク日記 2
「今年は、ボンベイドリームス(Bombay Dreams)をしようと思うの♪」
週一で習っているベリーダンスの先生が、何を考えたのか『発表会』をしようと言い出したんでびっくり。
「今年は、って先生、毎年するつもりなんですか?
第一、ボンベイドリームスはインドで中近東じゃないじゃないですか。
うちらとは踊り違うんじゃないですか?」
「大丈夫よ、りさ。違いなんて誰もわかんないわよ」
う~ん、頭がくらくらしてきた。
この先生についていっても大丈夫なのか不安になってきたわ。

もしかしたらイングランドでもこの辺りだけかもしれないけど、最近、ベリーダンスが流行っている。リバプールの辺りは年中ジャージを着ている人が多いからね。
夏が近づくと、等高線がなくなってしまった体にはっと気が付いて教室もにぎわうのだ。

それにしても、発表会をするなんて、いきなり言われたって心の準備ができるわけがないじゃない。
きゅっと締まったウェストを夢見て、美容のために始めたんで人に見せるつもりなんて全然ないんだもの。
それにウェストのサイズはフログのせいで拡張したままだからとてもヤバイ。
あ~やりたくない!!!

小さな抵抗をしてみるがあっさりと無視されて、次の週から特訓がはじまった。
「シャカラカ ベイビーで、腰を振って、頭も左右…あ~だめよ、首から、こう動かさないと。」
腰と首の動きがギクシャクしてる。
さびついたナイフみたいなのよね~、動きが」
「それって、切れ味のない動きって事ですか?」
「そうそう、ちゃんと分かってる割には体がついてこないのね。」
この振り付けは人間の関節の動きの限界に挑戦しているって事、分かんないのかしら。

「ちょっと気を取り直して、衣装合わせしましょ♪」
「それって、ちょっと休憩して、じゃないんですか。」
一体、誰の気を取り直すんだよ、と思いながら渡された衣装を見て…愕然
かなりきわどい。
「先生、ちょっときわどくありませんか、これ」
「そんなことないわよ、りさだってたまにはお姫様みたいにドレスアップしたいでしょ。」
お姫様はこんなヤバイ格好はしません、って突っ込みたくなるのを必死におさえたわ。
「先生、これで上半身を振ったら、出ちゃいそうなんですけど」
「あ~ら、そんなの簡単ょ。内側に頑丈にテープを貼ってはみ出さないようにするのよ。ほら、セレブが胸が大胆に開いているドレスを着るときってこうするのよ、知らなかったの?」
私はセレブじゃないんです、ほっといてください。
「さすが、似合うわね~。インドから来た人みたい♪」
長い黒髪だからって、それはないでしょう、先生。


発表会はまあまあの出来だった。
後ろで踊っているだけだから、きわどい衣装も気にならなかったし。
と思っていたら、
友人から電話。
なんと地元の夕方のニュースに先生と例の発表会の様子がTVに映っていたんだって!!
道理で先生の化粧がいつもと違ったわけだ。取材に来るって知ってたのね。
記念すべき初のTV出演が、ベリーダンスを踊るお腹が気になるXX歳の日本人なんて
ひどすぎる。
恥ずかしくって明日から仕事に行けないじゃない。
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by lisalisa9 | 2004-05-04 05:24 | 私の毎日
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