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クリスマス・トリビア
今週からクリスマス強化週間の始まり!
クリスマスの話題を中心に、気分はすっかりフェスティブに更新していきます♪
(しばらくトップ据え置きにしておきます。)

~クリスマス・トリビア~



クリスマスツリーを飾る習慣は、19世紀までなかった。
 ドイツで始まったクリスマスツリーの習慣がイギリスに入ってきたのは、18世紀の終わりにドイツから嫁いだジョージ3世の妃シャーロットが持ち込んだのが始まり。
ヴィクトリア女王は後に円形のテーブルに乗せた鉢植えのツリーに「ライトと砂糖菓子の飾りをつけた」と語っている。

初めて印刷されたクリスマスカードを送ったのは、1843年。
 毎年多くのカードを手書きにしていたヘンリー・コール卿が友人の画家にカードの絵柄を頼み、リトグラフ印刷で1000枚作ったのが始まり。
1840年にそれまでの郵便料金が値下がりになり、人々は遠方に住む知人や親戚にも手紙を送るようになっていたこともクリスマスカードの普及に大きく貢献した。

サンタクロースはもともと青い服を着ていた。
 サンタクロース=セント・ニコラスが出現する4世紀以前に、すでに北欧の人々は北の神オディン(The Norse God Odin )を信仰していた。オディンは北欧神話の主神の一人であり戦争,死者,知識,文化などをつかさどる神。
青いフード付きのコートを着て白いひげを生やした老人で、厳冬の中を走りぬけ人々にプレゼントや『罰』を与えたという。
ちなみに、オディンの妻フリッグの名前は『金曜日』の語源になっている。
(フリッグズデー→フライデー)

イギリスではキリスト教が伝わる以前にこの時期にお祭りがあった。
 もともとペイガンは冬至に長い冬の終わりを祝い、生命の誕生と復活を願うお祭りをしていた。そこに、キリスト教が上手くペイガン思想を取り込んで始めたといわれている。
他にも、ペイガンの祭りをキリスト教にしたものにイースターがある。(月の運行に左右されるのは太陰暦を使用していたペイガンの祭りの特徴)

ミッスルトウ(Mistletoe、西洋ヤドリギ)の持つ意味は?
 家の中の天井から下げられる乳白色の実をつけたミッスルトウ、その下に立つ者には誰でもキスできることになっているが、このミッスルトウは、中世のドルイドにとって特別な意味があり、幸運をもたらし、子を授けるパワーを持つ他に、魔よけの意味があった。(この場合の魔よけは、魔術のこと)
! 新 !イギリスで収穫されるミッスルトウのほとんどは、ウスター州のテンブリー・ウェルズTenbury Wellsの市場に集められ、競りにかけられる前に、ドルイドの祈祷が施される。

「12夜」に当たる1月6日にも、昔は祭りをしていた。
 今では、「クリスマスツリーを片付ける日」になってしまったが、東方三賢人が生まれたばかりのキリストのところに到着するのが、12夜に当たる1月6日。
19世紀の後半までこの日には、乾燥した豆とグリンピースが入った『12夜ケーキ』でその日の『主人』を決めてゲームを楽しんだという。




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上の記事は去年のクリスマスイブに書いたのですが、時期がちょっと遅かったので今年は早めに出しておきます。タイミングって大事ですねえ。
焼き回しではありませんよ、リサイクルです(笑
また、クリスマスに関するトリビアを見つけたら随時書き足していきますね。
by lisalisa9 | 2005-12-09 23:22 | 英国の祭りと大会
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