ウィキペディアとハッピースラッピングに関する覚え書き
エキサイトブログでは、ニュースの更新だけしようと思っていたのですが、ひさびさに書きたいことがあったので忘れないうちに書き留めておきます。


それはウィキペディア(Wikipedia)

膨大な情報量を抱え、新しい情報が次々を書き加えられる参加型の百科事典のWikipediaって便利です。

基本的な情報を知るにはとても早いので国の面積や人口を調べるのには、もっぱら、これを使っているのですが、でも、ここに書かれた情報が絶対と信じて使用するには、とても抵抗があるのです。
誰でも参加して編集可能ということは、間違った情報も載せてしまう可能性や非難中傷、事実無根の記事が投稿されてしまう可能性もあるわけです。
実際、昨年12月アメリカで事実無根の記事を書いた投稿者が地元新聞紙に謝罪文を載せ、ウィキペディアが編集し直したのは記憶に新しいところです。BBC

編集そのものも簡単。試しにメールアドレスを入れ、ログイン用のIDを取得したら私でも書き込みが可能で、一時的に保管され内容のチェックを受けるようでもないみたい。
チェックを入れたとしても、全てのエントリーが事実かどうかを「中の人」が検証するのは非常に困難なんじゃないかと思うのです。
加えて、投稿者は無記名だから文責の所在が不明なところがあるのが個人的には気になります。

そんなことを思ったのは、先日たまたま調べ物をしていてヒットしたハッピースラッピング。
エントリーにはこんな事が書いてありました。

ハッピー・スラッピングという言葉はイギリスの北ロンドンで初めて流行したものだが、ガレージミュージックシーンで最初に流行り始め、このブームは次第にイギリスのティーンに広がっていったと言われている。現在ではチャブ・カルチャーやゲットー・カルチャーをより連想するものとなっている。評論家からはMTVのテレビ番組、ダーティー・サンチェスやジャッカスに誘発されたものであると言われている。


上の記述、違います。

90年代後半にソフトドリンクTangoのCMで、タンゴを飲む人のところに背後からパンツ一枚で全身オレンジ色のタンゴマンがやってきていきなり顔に往復ビンタをするのがありました。
You know you've been tangoedのキャッチフレーズとともに流れるCMは、炭酸飲料のオレンジの「キック」(スカッとする味)がビンタのように頭にキーンとくるということが言いたいってのは分かったのですが、しばらくしてから、中学校を中心に子供の遊びの一環でいきなり顔ビンタが流行り始めました。
その名もずばり「Tangoed」
その現象が報道されるとTangoはCMを急遽中止、路線変更をしました。
しかし、それがいじめに発展し、校外に出ると一段とエスカレートしてハッピースラッピングへと変化したのです。が、元は同じもの。
だから、ガレージミュージックシーンでも、なんでもないです。単なる炭酸飲料の宣伝が発端。付け加えるとMTVの番組はもうちょっと時代的に後です。
Googleに you've been Tangoed、 slappingの検索ワードで入れてみると、同様の関係を指摘した記事がたくさん出てきますよ。

で、戻りますが、ちょっと考えましたが、ウィキペディアへの編集はしないことにしました。
このブログに書くことで、私は私の文章に最後まで責任を持ちたいから。

おそらくこのハッピースラッピングを紹介したのは、このブログが日本では初めてだと思います。(これだけには、ちょっと自信があります)
それだけに、ちゃんと調べずに「百科辞典」に書き込まれた文章を見てちょっと厭な気がしたのですよ。
私だって間違い、勘違いの連続ですからね。分かっているからこそウィキペディアに書き込むなんて恐れ多いと思うわけです。

*「Tangoed」には、もう一つ意味があって、「オレンジ色に日焼けした人」(意味的には焼きすぎといった否定的なニュアンスがある)も指します。
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by lisalisa9 | 2006-03-05 06:22 | 私の毎日
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