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授業でカーマ・スートラ
英国の学校教育のカリキュラムを決定する政府機関であるQCAが、インドの歴史は第二次世界大戦時にチャーチル首相によって曲げられて国民に伝えられていたとして、「正しいインドの歴史」を新しくカリキュラムに加えると発表し、歴史教師達から反発の声が出ている。

新カリキュラムでは12歳から14歳を対象に10時間から15時間かけて20世紀の歴史を学習し、その中で植民地時代のインドの歴史と困難を極めた独立、男女の役割などを学習。
資料として掲げられたウェブサイトには、カーマ・スートラも書かれているために子供達が読む可能性が高いとして警鐘を鳴らしている。

また、チャーチル首相がガンジーに対して「半分裸で乞食のような格好で聖職者した者」と言ったコメントについても事実とは違い、チャーチル首相は悪者という印象を与えるという。
Lessons in Indian history 'anti-British, inaccurate and sexually explicit'


PC(politically correct=社会上適切な言葉や行い)を極めつつあるイギリスならではというところですけど、まあ、植民地時代にインドは○○だった、みたいに習ってきていたことが、それは当時の政府の方針やプロパガンダであって事実とは違ったのだということを認めようとしているところに潔さを感じます。日本じゃ絶対無理でしょう。
by lisalisa9 | 2006-12-27 19:00 | 英国ニュース
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