浮浪者、ロンドンの一等地を取得する
石の上にも三年といいますが、ロンドン北部の一等地に20年以上住む浮浪者がその土地の権利を取得して話題になっています。

広大な公園、ハムステッド・ヒースの一角に建つ元老人ホームの庭に3.6mX2.4mの簡易小屋を建てて住んでいるのは、今年70歳になるハリー・ハロウズさん。
a0005086_4244717.jpg20歳でアイルランドを離れイギリスに移民したものの、職も住むところも失い、浮浪者としてハムステッド・ヒースに移り住んでいたが、2005年に、ハロウズさんの小屋がある老人ホームの閉鎖と再開発計画に伴い土地の明け渡しを求める退去命令が出された。
現在まで土地の所有権については一切考えたことがなかったというハロウズさんだったが、長年住んできた土地であり、高齢のため今更他の土地に移り住みたくないと考えて土地の所有権を請求することに踏み切ったという。

イギリスでは、12年間その土地に住んでいればその土地の所有権を登録することが可能で、ハロウズさんは過去12年間老人ホームの庭に住んでいたという事実が認められたために、昨年9月に台帳登録を済ませ、今回正式に土地の所有者となった。
彼が手にした土地の値段は約4億8千3百万円に及ぶという。

開発業者はハロウズさんが住む土地をハムステッドヒースの所有者であるCorporation of Londonに寄付し、ハロウズさんの死後所有権を戻したいと考えている。
Tramp wins rights to prime land



イギリスの〈正式にはイングランドの)法律って、そんなのでいいんだろうかって思うものがありますよね。
12年住んでいれば自分の土地になるならやろうって思う人とか、スクワッターの権利を主張する人が続出しそうだな。

これで思い出したのがイギリスのパスポートにポンと貼られる永住権(ビザ)ですけど、これもなんと申請の条件の一つに『合法、非合法を問わず、継続して14年間を超えて英国に滞在した人。』と明記されているんですね。ある意味太っ腹です。
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by lisalisa9 | 2007-05-28 04:23 | 英国ニュース
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