<   2007年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧
浮浪者、ロンドンの一等地を取得する
石の上にも三年といいますが、ロンドン北部の一等地に20年以上住む浮浪者がその土地の権利を取得して話題になっています。

広大な公園、ハムステッド・ヒースの一角に建つ元老人ホームの庭に3.6mX2.4mの簡易小屋を建てて住んでいるのは、今年70歳になるハリー・ハロウズさん。
a0005086_4244717.jpg20歳でアイルランドを離れイギリスに移民したものの、職も住むところも失い、浮浪者としてハムステッド・ヒースに移り住んでいたが、2005年に、ハロウズさんの小屋がある老人ホームの閉鎖と再開発計画に伴い土地の明け渡しを求める退去命令が出された。
現在まで土地の所有権については一切考えたことがなかったというハロウズさんだったが、長年住んできた土地であり、高齢のため今更他の土地に移り住みたくないと考えて土地の所有権を請求することに踏み切ったという。

イギリスでは、12年間その土地に住んでいればその土地の所有権を登録することが可能で、ハロウズさんは過去12年間老人ホームの庭に住んでいたという事実が認められたために、昨年9月に台帳登録を済ませ、今回正式に土地の所有者となった。
彼が手にした土地の値段は約4億8千3百万円に及ぶという。

開発業者はハロウズさんが住む土地をハムステッドヒースの所有者であるCorporation of Londonに寄付し、ハロウズさんの死後所有権を戻したいと考えている。
Tramp wins rights to prime land



イギリスの〈正式にはイングランドの)法律って、そんなのでいいんだろうかって思うものがありますよね。
12年住んでいれば自分の土地になるならやろうって思う人とか、スクワッターの権利を主張する人が続出しそうだな。

これで思い出したのがイギリスのパスポートにポンと貼られる永住権(ビザ)ですけど、これもなんと申請の条件の一つに『合法、非合法を問わず、継続して14年間を超えて英国に滞在した人。』と明記されているんですね。ある意味太っ腹です。
[PR]
by lisalisa9 | 2007-05-28 04:23 | 英国ニュース
脛蹴りオリンピック
17世紀に起源を持つコッツウォルズ・オリンピックゲーム〈Cotswold Olimpick→綴りに注目)が今年も、グロスター州のチッピングカムデンで6月1日に開かれます。

文字通り本物のハンマーを投げる『ハンマー投げ』やクロスカントリーといった昔ながらの競技のほかに、『脛蹴り』という一風変わった競技も行われます。

この『脛蹴り』、昔は、長靴にハンマーを入れたり、つま先に鉄を入れて戦っていたそうで、あまりにも暴力的になったため1850年代には禁止されてしまいます。

100年後の1959年代に再び開催されれるようになり現在に至ります。

a0005086_8512869.jpg


現在では、当然ながら鉄を入れることは禁止。脛あてを着ける他にポイントはわらを脛あてと靴下の間に詰め込んでインパクトを和らげるのだとか。
肉屋のような白い上着を着て戦う姿は、なんとも不思議な感じがします。

チッピングカムデンはシェークスピアの生家があるストラットフォード・アポン・エイヴォンから10km。車で15分のところにあるので、ちょっと足を延ばしてみるのもいいかもしれませんね。
[PR]
by lisalisa9 | 2007-05-27 08:52 | 英国の祭りと大会
無知と差別
今年1月にあったリアリティ番組セレブ版Big Brother〈以下BBとします)、覚えていますか?
参加者のシルパ・シェティさんに対する人種差別がらみのいじめ問題でウオッチドッグのOfcomが、TV会社Channel4に対して謝罪命令を言い渡しました。

放送当時も見ていていい感じがしなかったのですが、今回は製作会社が意図的に未放送としたテープも出てきたため、内容操作の疑惑も出てきて事態は再び泥沼化しそうです。
Big Brother rapped over race row

ダニエル・ロイドさんは人種差別をする人間に取られるような偏った編集をされたとしてChannel4に対して損害賠償を求める裁判を起こしたばかりだったんだけど、コレじゃ、分が悪いよね。セレブ版のBBの話題が下火になった頃を見計らうかのようにしての控訴だったんだけど、かなり恥ずかしいかも。

でもね、何か引っかかるのですよ。
BBは局の年間収入の10%を稼ぐそうで、新シリーズが始まるのが来週。
謝罪は番組の初めに入れるようにとの命令が出ているので、視聴率はかなり上がるのではないかと思うのです。番宣の一環かなと勘ぐりたくもなります。

いじめはいけないとは頭では分かっていても、具体的に、何がいじめなのかということが分かっていない人が多いんじゃないかな。
タイムズ紙の投稿欄にも、「英国人にBrits、米国人に Yanksと言っても嫌がられることはないのに、どうしてPakiと言ったら人種差別だと言われるんだ?」みたいな書き込みがあってあまりの無知さ加減に読んでいてクラッとしましたけど、そんな程度のレベルの人が多いのも確かです。
Japって呼ばれたら、やっぱり嫌だもの。

イギリスでは1950年代に医療関係者、特に主治医(GP)が足りなくて、昔の植民地から大量に医師を呼び入れたのです。
お年寄りは、その頃のことを覚えていて、
『私たちに人種差別をしないようにとの教育をしておいて、気がついたら彼らの方がいろいろと優遇されていた』という人も実はまだ多くいます。
『りさはマイノリティーだから仕事に就くのに有利よね。』とイギリス人に真顔で言われたこともあります。
いや、そんなことないよと言い返したいところですけど、イマイチ、その辺りが不透明なのです。equal oppotunityを掲げ、マイノリティーの者を雇うことで補助金が出たりするために逆人種差別が起こっているのです。そんな背景があるから、今回のBBのような些細なきっかけがあると「分かっているけど面白くない」不満を噴きだすのかもしれません。

嫌だなあと思うこともありますが、私の反応はどちらかというとシルパさんと同じで、無知な人たちが言うことに目くじらを立てても…みたいにしか取りませんが、一緒に仕事をしているイギリス人が私の100倍くらい横で憤慨してくれているのを見ると、本人以上に周りの人は敏感というか、腫れ物にでも触るように扱っている気がします。その点もBBに似ているかな。

個人的には、お年寄りに第2次大戦中に日本軍の収容所にいた時の話を聞かされるのが一番ドキドキします。相槌に神経を使いますから。
[PR]
by lisalisa9 | 2007-05-26 09:03 | 英国七不思議+α
ユーロビジョン・ソング・コンテスト
土曜日に見ちゃいました。

ユーロビジョン・ソング・コンテスト
Eurovision song contest
決勝です。

今年は計40カ国がエントリーし、TVの決勝の前に予選も行われていて、オランダやデンマークは予選落ちしています。
え、ここもユーロに入れていいんですか?なんていう国もあるんですね。
イギリスは出資しているので、予選なし。
そういうのも他所の国にとっては面白くないんだろうな。

今年、英国内予選を勝ち抜いちゃったのがこのスクーチScooch
Scooch Flying The Flag

a0005086_3292077.jpg


ダサい、青臭いが売り物としか思えないこのユニット、ユーロビジョンの傾向と対策をかなり理解しているイギリス人の投票結果だと感心したのは私だけでしょうか。
(ダサい=Cheesy チージーといいます。チーズくさいもの)
歌も、最低だった。いい意味で笑えるというか。
おかまっぽいノリのアテンダントが「ナッツはいかがですかぁ~」〈ナッツの意味にはいろいろとあるのだ。)とか「着陸前に何か、なめるものいかがですかぁ」とか、何度も書くけど、イギリス人のセンスにいい意味でも悪い意味でも感心しましたよ。
とにかく見て欲しい…

そして、優勝したのはセルビア
思わず地図を広げちゃいますよね。こういうときは隣国が多い方が断然有利です。
Serbia - Marija Serifovic

a0005086_3295465.jpg


歌を歌っていた時はメガネをかけていたんだけど、男か女か一瞬迷いました。歌いっぷりもそんな感じです。

歌の印象は、真面目過ぎて覚えてません。
うち、SKYでして、BBCは赤いボタンを押すとインタラクティブになるんですね。
で、全てに歌詞のテロップが流れていて、それも、英語訳と現地語版が同時に流れていて分かりやすかったです。
そっか、こんなくだらん歌詞だったのか、みたいな(笑

番組前の予想では、女装のウクライナが勝つんじゃないかと言われていたんですね。
Ukraine - Verka Serduchka - \"Danzing\"

a0005086_3304898.jpg


でも、2位だった。
歌詞の中身はありませんでした。はい。

画像がみつからないのでYouTubeのリンクのみですが、ロシアの女の子達が女子学生の制服姿っぽくて美人で、結構いい線行くんじゃないかと思ったけど、お色気作戦はダメだったみたい。ロシアは一昨年にT.a.t.u.を送り込みましたっけ。この手が得意なのかしら?
Serebro - Song number one

コンテストの時間よりも投票結果の発表時間の方が長いんじゃないかとも思うのですが、結果発表時の英国内での視聴率はなんと50.8%!1千万世帯が見ていたそうです。
[PR]
by lisalisa9 | 2007-05-15 03:31 | 英国ニュース
リサイクルの中に手榴弾

エジンバラにあるチャリティショップ、キャンサーリサーチUKに持ち込まれたリサイクル用の寄付の中に手榴弾があるのを発見。
客とボランティアが避難した後で軍の爆弾処理班が調査したところ、手榴弾は動作しないようになっていた。
店長のリードベターさんは、以前にもモデル銃が持ち込まれたことがあり、警戒を促すものは持ち込まないようにと呼びかけている。

Grenade find for charity workers



怖いな、これ。実際にはニュースにならないだけでこういうことって結構あるんじゃないかな。持ち込む人が、最後まで責任もって説明するなりしないと周りに大迷惑をかけるということですね。
数日前も黒い大きなビニール袋6つ分、男性物を捨てたので。(深い理由は聞かないでください〈笑〉)
[PR]
by lisalisa9 | 2007-05-09 19:11 | 英国ニュース