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死刑はないのにキツネ狩りがあるイングランド
といっても、あと少しでイングランドからキツネ狩りが姿を消しそうです。

先日15日の国会で「狩猟犬によるキツネ狩り禁止」の法案が可決されました。
アンモナイトのみらさん
も詳しく取り上げていますが、手続きが上手くいけば(貴族院にかけられなければ?)早くには2005年にイングランドでは禁止になりそうです。

擁護家の多くは「キツネ狩りは伝統的なスポーツ」なので守らなければならないと思っている人が事実。
確かに歴史的には古いけれど、同様の闘鶏や闘犬は既に廃止されているのですから、動物愛護の声が強いイギリスでこれだけが残っているというのもある意味不思議です。
今回、キツネ狩りが廃止になることでその「スポーツ」に従事してきた人々の職や職場を失う、という記事もBBCには載っていましたが、この時代 企業に勤めていてリストラにあうことことを考えたら、がんばって転職先を探してくださいよ、と思ってしまいます。
ちょっと冷たいのは、キツネ狩りに反対だからかもしれません。

このキツネ狩り、1949年に初めて議員から草案が提出され、足かけ45年という政治の世界では気の長くなりそうな年月をかけて可決されました。

スポーツの名の下に←狩猟の一大イベント『ウォータールーカップ』について2月に書いてセンターTBした記事です。こちらはウサギなんだけど、手法は同じ。
The future of hunting←おなじみBBCの中のIn depthサイト。多角的な方向から、記事を追うことができます。
by lisalisa9 | 2004-09-18 09:57 | 英国七不思議+α
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