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タバコは買えても花火は買えないイギリスの若者達
イギリスでは今が花火の季節。
11月5日のガイフォークスデー(*1)が近くなるとあちこちで花火大会が開催され、店先にも花火が並びます。

ところでイギリスでは今年から新しい法律が施行され、花火が購入できる年齢が16歳から
18歳に引き上げられたのを知っていましたか?

この法律はかなり細かいところまで手を加えられ、例えば、
18歳未満の購入、使用の禁止。
・夜間(夜11時から-朝7時)の使用禁止。
 (ガイフォークス・デーと大晦日、ディワリ(*2)を除く)
・花火の音は120デシベルを上限とすること。

・airbombs と呼ばれるタイプの打ち上げ花火の禁止。(実際には企業が自粛している)
・公共の場でのディスプレイをするための、関係者のトレーニングの義務付け。
・販売店のライセンス制度を義務付けにする。
・自治体でライセンスの交付、取り消しをできるようにする。
販売期間はガイフォークスデー、元旦のそれぞれ3週間以内とする。


16歳になるとタバコが買え、包丁等のナイフ類が買え、結婚できるようになります。
軍隊にも入隊しライフルを持つこともできる年齢なのに、花火は買えない不思議な国、
イギリス。


今年のボンファイア・ナイトは静かでありますように!?
Why Bonfire Night is going out with a bang




(*1)1605年、国会議事堂を爆破し国王暗殺を企てたガイ・フォークスの計画が発見され、未然に防ぐことができたことを祝うこの日は、イギリスの『花火の日』。
子供たちは、ガイフォークスの人形を作り、それを店の前において「Penny for the Guy」と言って、小銭をもらいます。5日には、その「ガイ」の人形を焚き火に入れて、火あぶりの刑にするわけ。(ちなみに本物のガイは火あぶりにはならなかった)
(*2)ディワリはヒンドゥー教の祭り。インドからの移民が多いイギリスならではの配慮か。
by lisalisa9 | 2004-10-19 11:35 | 英国七不思議+α
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