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英ティーネージャーの語彙は大人の半分

ランカスター大がティーネージャーの話すスキルについてブログやアンケート及びスピーチを調査したところ、25歳から34歳が話す言葉の平均の半分しか使っていないことが分かった。

25歳から34歳の平均語彙数が約21,400に対し、ティーネージャーの語彙がおよそ12,600。
調査では、わずか20語がティーネージャーの全体の会話の3分の1を占め、また、noとbutの組み合わせ、 'but no' と 'no but' を大人の2倍の頻度で用いることが判明した。

今回の調査を指揮したマクエネリー教授は、「学校教育で会話スキルを無視しているのが浮き彫りになったということです。国語のカリキュラムで読解に力を注いているため、会話は軽くしか取り扱っていないのです」と語る。
教授によると、このところのコンピュータゲームやMP3機器の使いすぎによる語彙と会話スキルの低下は、テクノロジー孤立症候群(technology isolation syndrome)と呼ばれ、学生時代のみでなく将来にも障害をもたらす可能性があるという。
UK's Vicky Pollards 'left behind'



元記事のタイトルにあるVicky Pollardsはコメディ、リトルブリテンに登場するティーネージャーでチャヴ(chav)なんだけど、この彼女?の口癖が'Yeah but, no but' なんです。
肯定しているのか否定しているのか本人にも分かっていないだろうなと思わせるこのフレーズ、大人(多くの場合は親や先生)に口答えや反抗できないから、まずは肯定した後に自分の考えも言うよ、という彼らなりの配慮や優しさを含んだ言葉ではないかと思うのですが。

教授の「国語のカリキュラムで読解に力を注いているため、会話は軽くしか取り扱っていないのです」って言葉、そっくりそのまま日本に当てはまるようで耳が痛いです。
確かに日本でもここ数年「コミュニケーション」を重心に置いた内容になってきてはいますが、いかんせん教える方がディベートや会話スキルを伸ばす授業に慣れていませんから...

このまま書いていたら、別ブログができそうなので止めておきます。

それにしても、ティーネージャーの言葉はどこの国もそうだと思いますがエイリアン語ですね。
BBCのティーネージャー語テストには、こんなものがありましたよ。
"McFittie" is an adjective for an attractive person, mainly used about men.(マクフィティー;素敵なかっこいい男性を形容することば)
Moobs" - short for man boobs. (ムーブス;男性の胸、特に女性のような形や大きさのものを指す)
"meg" - an acronym for Most Embarrassing Guy/Girl.(メグ;最も恥ずかしい男・女)
"bosh" means to throw something, or hit someone.(ボッシュ;何かを投げる。または、誰かを殴る)

試しにやってみたら10個中4つ(も)正解だった私って...
語彙不足してます。自覚してます。
でも、コミュニケーションの中で言語が占める割合なんて1割ともいわれている位ですから、私はきっと態度とお顔に出してあとの9割を表現しているに違いありません(笑
by lisalisa9 | 2006-12-16 08:20 | 英国ニュース
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