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The Frozen Ark
絶滅の危機に面した動物の"life codes"を保存しようという『The Frozen Ark』プロジェクトが自然史博物館とロンドン動物学協会、ノッティンガム大学の協力で行われることになりました。

プロジェクトはこうした種の『バックアップ』としての利用に期待されています。
具体的にどんなことをするのかというと、
①動物の組織サンプルを採集
②組織サンプルを冷凍
③DNAを直接、または冷凍したサンプルから取り出す
④DNAのリサーチ。後世にクローン技術による絶滅種の再生の可能性も。
⑤保存DNAサンプルが破損した場合に備えて他の場所でのサンプルの保存。
⑥未使用のDNAは、そのまま数千年先まで冷凍保存。

現在絶滅の危機に面している種は前回の大絶滅に匹敵する約1万種。これから30年の間に哺乳類の25%、鳥類の10%が絶滅する可能性をもっているといわれています。
実際に日本オオカミは滅びてしまったし、乱獲の末に数が激減し、気がついてどんなに繁殖に努力しても時 既に遅し、というトキの例もあるからバックアップというアイディアはいいかもしれませんね。
個人的には、一度滅んでしまったものをクローンまでして戻したいのか?という疑問もありますが、種が絶滅すると私達を含めたエコシステムにも影響を及ぼすことは必須と考えると、一概には言えませんね。

(The Arkはノアの箱舟のことです。)
'Frozen Ark' to save animal DNA(BBC・英語)

by lisalisa9 | 2004-07-29 09:25 | 英国ニュース
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